「こり」は人体にどのような影響を及ぼすか

2020/06/14

 よく、肩がこったなあ、とか、背中がこってつらいなあ、
などという事は誰にでも経験があることだと思います。

大体このようなこりは、しばらくすると、気にならなくなる
事がほとんどです。

でも、なかには、この「こり」が長年の仕事や、日常生活の
姿勢の悪さの繰り返しで、蓄積してしまうことがあります。

ほかにもこりの蓄積の原因として、精神的なストレスや、
長年の薬の服用などでも、こりは蓄積することがあります。

このようにして、たまった身体のこりをそのまま放置しておくと、
どのような症状が私たちの体や心に出てくるでしょうか?

簡単に挙げてみますと、
様々な痛みやしびれ、骨格のゆがみ、倦怠感など、また、
精神的なもので言うと、
憂うつ感や、不安、緊張感などです。

病名で言うと、頭痛、頚椎症やヘルニア、肩こり、腱鞘炎、五十肩など、
腰痛症、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなど、変形性膝関節症、
めまいや高血圧症、耳鳴りなど、その他多くの疾患、
また、精神的なものでいうと、
不安神経症や、うつ病など、また、これ以外にも、
パーキンソン病やその他の難病も、長年のこりの蓄積で、結果的に
発症しているものが多いです。

また、内臓の不調が起こった場合など、体表の筋肉などに「こり」
となってあらわれます。これを放置しないで、鍼灸治療で、
こりを取り除いてあげると、内臓の不調は良くなってゆくことが
多いです。

鍼灸治療で様々なこりをとりのぞくことで、血液の流れなどが正常に
近づき、人間が本来持っている自然治癒力を引き出して、
病気に打ち勝つ身体づくりをしてゆくことができます。


はり・灸のじま治療院